2007年4月1日日曜日

別なフクロウ

日当たりの雪はすっかり消え、寒さも和らぎ、天気の好い日は外に出かけたくなる。2月28日はそんな日で、近場で気軽に行ける自然ところというと野幌森林公園になる。先週行ったばかりだが、フクロウを見にまた行ってきた。今度は別な場所でフクロウを探そうと思い、前に噂に聞いた瑞穂の池の近くで探索したが、ここはフクロウが住み着いている様子はなく、フクロウの姿を見ることは出来なかった。写真は瑞穂の池、樹木の周りの雪が解けて早春の風景である。

大沢口に戻り、訪れている人にフクロウを見なかったか尋ねると、大沢口には今日は姿を現わしていないが、昨日は見たと話してくれた。又、散策から戻ってくるオバサン3人連れに同じように尋ねると、今日はあっちの方には居なかったと大沢園地の方を指したので、場所だけでも確認しておこうと思い、家に帰る時間だったが、すきっ腹を押さえてそっちに向かった。駐ヒツの碑の入口を100mほど過ぎたところで、右側の林の中からオバちゃんが飛び出してきて、ちょっと興奮しながらあそこにフクロウが居ると手で指して教えてくれた。しゃがむようにして、指された方に目を向けると、木立の向こうにフクロウが地上2メータくらいのところにある木の洞の中に居るのが見えた。森の神様のように見える。フクロウの居るところから正面20mくらいのところが撮影ポジションとなっている。既に、熟年夫婦の組がカメラを据えて陣取っている。その隣に入れさせてもらい写真を撮ることにした。ここに訪れている人たちの話を聞いていると、この付近にもう一箇所、古くからフクロウがいる場所があるらしいが、今日は留守のようだ。こっちの方は最近、住みだしたようだ。

3脚を立ててカメラを据えていると、だんだん人が集まり始めた。腰まで雪に埋まりながらも真っ直ぐこっちに向かってくる人もいる。昨日は向こうの方にフクロウは居たと話す人も居る。つまりは、この人、毎日、フクロウを見に来ている。万歩計も持っている。2月の中頃、ここを通った時、林の中に向かって、無数の人が通った跡があるのを見つけて不思議に思ったことがある。今日その謎が解けた。その時はその足跡の先にフクロウが居るとは全く思いつかなかった。突然、「フクロウが目を開けた」と隣でカメラを覗いていた人が教えてくれた。その時のショットが上の写真である。いつの間にか、空が黒い雪雲に覆われ始めた。雪は降り出したし!写真は20カットほど撮ったし! 昼飯も食わずに一万歩は歩いたし!と思っても退けるのに躊躇いがあった。

2007年3月24日土曜日

カメラとフクロウ

もうカメラは買わないと思っていたが、衝動でソニーのα100(一眼デジカメ)を買ってしまった。見るだけのつもりで量販店を偶々覗いたのが悪かった。α100の本日限りの激安特売に何の抵抗も出来ずに負けてしまった。買ったα100を相棒に見せたら、鼻血も出ないはずの相棒もつられてペンタックスのK10Dをその日に買ってしまった。二人で昨日、新しいカメラをぶら下げて野幌江別方面に試写に行ってきた。
昨日訪れた野幌原生林の大沢口でフクロウを撮ることができた。この大沢口のフクロウはかなり有名なようだ。ここを訪れる人はほとんど知っているみたいである。フクロウが定宿の木にいると、仲間から連絡を受けてカメラやビデオを担いで飛んでくる人もいるようだ。今年の一月、2月に4,5回ここに来た時はフクロウを見なかった。前に見たのは3年前の4月だったので、どうも春先にフクロウはここにいるようだ。

2007年3月11日日曜日

HORIZON HUNTING

夜猫子さんが撮った十勝連峰が美しく写ってますね! 山にはまだ残雪があり時期は4月~5月頃でしょうか? 下の写真は2004年7月1日に丘の上にある富良野ワイン工場からの眺めです。夜猫子さんの写真とほぼ同じ方向から撮っていると思います。



独自の方法で計算した結果、天狗山から真東と東北東の間の方角に十勝岳も大雪山も十分に見えるはずと思います。下の写真は前回、モエレ山から赤外線フィルムで撮った小樽方向の写真です。積丹の山々と天狗山の右側が写ってます。




天狗山からの眺めは小樽の街並みと石狩湾の向こうに見える暑寒別の山々がメインビューなんでしょう。売店のおばちゃんは東の遥か遠くの小さくにしか見えない山を知らなくて無理はないと思います。
天狗山にはまだ登ったことがないので、今度行ってホライゾンハンティングをしてきます。

十勝岳

十勝岳でお見せできるのはこのくらい。2001年は雪融けが早かったので思い切って富良野方面に行って来ました。予想通りスンナリ富良野に到着。
撮影場所を色々探しましたが、結局美瑛の丘に決まり!

当時のデジカメはFinePix1400Zoom 130万画素でしたので、解像力はイマイチです。
この十勝岳と言えば、小樽の天狗山から見えると言うインターネット情報があり、天狗山に行ったのですが、その気配はなし。そこで売店のオバサンに聞いて見たところ、「角度的にそんな事はない」と一笑に付されました。

2007年3月2日金曜日

彼方の山々

3月に入り雪融けの季節を迎え、何か嬉しさを感じ、ほっとした気持ちになる。昨日、2月26日にモエレ沼公園のモエレ山(標高62m)の頂上から遠くの山を撮影した写真の現像が出来上がった。撮影に出かけた日は朝から雲ひとつない快晴で、地平線付近まで青空が広がり、遠くの山を撮るには絶好の日だった。狙いは大雪と十勝連峰だったので、陽が西に傾く午後に出かけた。撮影は長年冷蔵庫にしまってあった賞味期限切れのポジフィルムを使った。写りは色にコクがありまろやかだった!

十勝連峰、左からオプタテシケ山(2012m)、美瑛岳(2052m)、十勝岳(2077m)、富良野岳(1912m)と思われる。 距離は直線で100Km強、方角は73度方向。山の下、岩見沢市街も遠くに望める。望遠300mmで撮影。オプタテシケ山の左に白くかすかに写っている山はトムラウシかも知れない。


望遠600mmで撮った十勝連峰。

この十勝岳を見るたびに、去年の9月に苦しい思いで登ったことを思い出す。下の写真は登山中に撮った十勝岳頂上付近の写真。尾根に沿って登っていく。頂上まであと1キロ半、気持ちばかりが先に行き足が重く着いていかない。
大雪の山々、左から北鎮岳(2244m)、旭岳(2290m)、白雲岳(2230m)と思われる。
距離は130Km程度、方角は63度方向。望遠600mmで撮影 。十勝連峰や大雪山のように、多くの山が連なっている場合、遠くから山を特定するのは容易でない。山容は見る方角によって全く異なることが多く、山の方位や高さを正確に測る道具も要る。それゆえ、折角、撮った山を断定できない悔しさがちょっと残る。


芦別岳(1727m)。そんなに有名な山ではないが、日本200名山の一つで北アの槍ヶ岳のような尖った山容に人気がる。東京方面から、わざわざ登りに来る人が少なくないようだ。距離は70Km、方角は80度方向。望遠600mmで撮影。


夕張岳(1668m)。高山植物の多さでは日本で有数の山である。江別の王子製紙の工場も写っている。距離は66Km、方角はほぼ真東。望遠600mmで撮影。 今年の夏に登山しようと思う。生息している高山植物とナキウサギの写真をとりたい。

暑寒別岳(1491m)。距離は66Km、方角は10度方向。望遠600mmで撮影。 いつか登ってみたい山のひとつ。

天気が好く大気が澄んだ日には、遠くに沢山の山が見える。しかし、名前も知らない山が実に多い。札幌の街から見える山くらいは名前を知っておきたいと思う。又、どれくらい遠くの山が見えるかも興味がある。山にはそれぞれに歴史や逸話があり、山の魅力を増している。それらを知れば知るほどとりつかれ、その山に登って自分で確かめたくなる。 登山には体力の維持が欠かせない、最近、地下鉄の階段を登っただけで、息が切れる。道路を歩いていてもオバサンに追い抜かれる。夏に向けて身体を鍛えるか!


2007年2月19日月曜日

野幌の森

ぐずついた天気が続き、なかなか冬晴れの日が訪れない。天気予報も悪い方に外れる。昨日も曇りのち晴れの予報だったが、野幌の森に着くと、空はセピア色の雪雲に覆われ、雪がモクモクと降り始めた。
冬の森は白と褐色の寒々とした風景が広がるだけで面白いものは何もない。増して、昨日は天気予報もはずれ、灰色の冬空だった。しかし、駐車場は夏と変わらないほど混み合い、多くの人々が散策に訪れていた。冬の森にも人を引きつける力があるのだろうと思う。
昨日は週一で書いているこのブログのネタを探しににここを訪れたのだが、あまり収穫はなかった。野鳥の写真を何枚か撮ったけれど、デジカメの写真は全て失敗だった。この写真は小生が気づかぬ間に相棒に撮られてしまったものだ。相棒は以前は奇妙奇天烈で理解に悩む写真ばかり撮っていたが、小生と一緒に写真をやりだしてから最近はまともな写真が撮れるようになった。

2007年2月11日日曜日

雪祭り


10日土曜の夜、デッサン会が終わった後、帰りにちょっと寄り道して、夜の雪祭りを見てから帰った。

今までに雪祭りを夜に見に来た記憶は無い。ライトに照らされて暗闇に浮かぶ白い雪像はちょっと神秘的で、人々の黒い影とは対照的である。

しかし、神秘の世界も雑踏や仮設の看板や出店が氾濫していて、ひと時も現実の世界を忘れさせてくれない。雪像の中に潜んでいる雪女も外に出てこられないで困っているだろう。

雪祭りが終われば長い冬も半分過ぎた気持ちになり 、ちょっと気が楽になる。